第10回ムクナ会
第10回ムクナ会活動報告
平成28年6月19日(日)東京信濃町にて第10回ムクナ会を開催しました。
日 時 | 平成28年6月19日(日)昼食をはさんで11時45分から16時20分頃まで |
場 所 | 東京信濃町のスポーツカフェ チア・スサーナにて |
参加者 | 会長 藤井義晴 広報 三浦左千夫を含め 医療関係者、栽培者、流通関係者、雑誌編集者、利用者及びその家族、ムクナに興味のある方など42名の参加がありました。 なお、今回は瀬川病の専門家の「野村芳子 小児神経学クリニック」の 院長 野村芳子先生の参加と講演があったことが特記すべき事項でした。 |
開会あいさつ | 司会 広報 三浦左千夫 第10回ムクナ会の開会あいさつと進行に関する説明などがありました。会長 藤井義晴 第10回目を開催できるまでに至った関係者への感謝の言葉と藤井会長のムクナ研究のきっかけを作ったブラジルの宮坂先生が来日したので再会したとの報告がありました。宮坂先生は90歳を超えても元気に活躍されているとのことでした。 |
発表内容 | 広報 三浦左千夫 ・6月2日に発売された主婦の友インフォス情報社の健康雑誌「健康 2016年7月号」に「パーキンソン病の人がとっているムクナ豆のすごい効能」というタイトルでムクナ豆が紹介されたことの報告がありました。・なお、ムクナ会としてはムクナ豆の普及に伴い何かをきっかけにして風評被害などが発生して利用者など関係者が困難な事態に陥らないよう効能・効果の良い点ばかりではなく利用にあたって注意すべき事柄なども含めて情報発信していきたい旨の発言もありました。・以下の項目についてスライドを利用して説明がありました。 ①ムクナ豆の食べ方の案内②ムクナ豆には必須アミノ酸が豊かであることムクナ豆の成分の中で最も特徴的なものは、脳内でドーパミンに転換されて活躍する天然成分のLドーパです。また、それ以外にもドーパミンのもとになるアミノ酸のチロシンや必須アミノ酸のフェニルアラニンが含まれます。ムクナ豆に含まれるその他の栄養成分についても一般的に栄養価の高いことで知られている他の食品と比較してもそん色がないことの説明がありました。③バナナとLドーパの関係について上の二つの表を使ってバナナとムクナ豆の相性に関する説明がありました。 バナナはムクナ豆と一緒に食べても毒になったりするわけではありません。しかしバナナは、体がムクナ豆のLドーパを吸収するのを妨げる要因になり、せっかくのムクナ豆のLドーパがもったいないことになるという説明がありました。 バナナを食べる場合は、ムクナ豆を食べてから2時間程度たってから食べるようにした方が良さそうです。 最初の表は、Lドーパ製剤摂取後の時間の経過とLドーパの血中濃度の変化をグラフ化したものです。Lドーパ製剤をバナナと一緒に摂取するとLドーパの血中濃度があがりにくいことが分かります。これはバナナがLドーパの吸収を妨げているからです。 二番目の表ではその差が数値化されていて分かりやすいです。 ●印で表示されているのは、Lドーパ製剤を単独で摂取した場合のもの。 ▲印で表示されているのは、Lドーパ製剤とバナナ風味加工品を一緒に摂取した場合のもの。 ■印で表示されているのは、Lドーパ製剤とバナナジュースを一緒に摂取した場合のもの。 また、長イモも酸化力が高いのでバナナと同様にLドーパの吸収において もったいない食べ合わせになるとの追加説明もありました。 ④ムクナ豆の分量の決め方 ⑤ムクナ豆のアクについて ⑥ムクナ豆の利用方法についてムクナ豆はレモン果汁などと一緒に摂取するとLドーパの吸収が良くなるという説明がありました。 玄米食については、ムクナ会の会員が自ら試していてムクナの効きが良くなることを確認しています。・⑦ムクナ豆の利用上の注意事項ムクナ豆のLドーパは上手に使うととても効果が高いものです。一方、効果が高いがゆえに使い方を間違うと逆に体に良くない結果になる可能性がありますので注意が必要です。 Lドーパ製剤を使っている人は主治医と相談して使うようにとのことでした。 会長 藤井義晴 以下について発表がありました。 ・ムクナの原産地はネパール。現地ではムクナ豆はバイアグラ的な使われ方をしている。 ・ムクナ豆を食料として普及させたい。食料にするにはLドーパは抜き去った方が良い。 参加者の自己紹介 ・セルライトが消えた。 ・「パーキンソン異常運動学会」でムクナ豆の話が発表された。(野村先生のコメント) ・ジャガイモの収穫量が増えた。 ・かぼちゃを駆逐した ・脳出血が改善された 野村芳子先生(野村芳子小児神経学クリニック院長) ・ドーパミンがどこで作られるのか、どのように働くのか、どんな役割があるのかなど。 ・ドーパミン作動系について ・瀬川病について ・パーキンソン病について パーキンソン病の症状 ・パーキンソン症候群について 野村芳子先生は瀬川病の専門家ですから瀬川病の可能性があると思われる方はご相談されたらいかがでしょうか 広報 三浦左千夫(追加のコメント) 閉会時の記念撮影 |